自殺衝動について

Posted on September 3, 2019 07:07

遂に8月が終わってしまった。夏が過ぎるのがはやかったなと感じるが、こういうことを言うと急に歳をとったんだなと自覚して少し寂しくなる。ただ、ここまで生きられたことになんとも言えない感慨を覚えることもある。

ここ数ヶ月、よく自殺のことを考えていた。何度も死にたいと思ったが、結局死んでいないのでそういうことだろう。

統計によると9月1日が18歳以下の自殺が最も多いらしい1

幸い自分は常に学校に前向きではなかったにせよ、自殺を考えるほどではなかったし、そもそも本気で無理だったときは普通に体調を崩して学校を休んでいた。昔はそんなに身体が弱いほうだと思っていなかったが、年々身体が弱くなっていって学校を休みがちになったのは、そういうことじゃないかと思っている。

それでも、自殺に対する衝動を自覚することは度々あった。

自分が初めて自殺衝動を感じたのは小学生の頃で、10歳か11歳の頃には刃物で腕や首を切ったりしたこともあった。

中学校に入ると一層激しくそれは強まったり弱まったりを繰り返してゆき、それと共に、どうせ死ねやしないという現実に気付いていったことも確かだった。あの頃は、いつまで自殺せずに(或いはその他の死因に出くわすこともなく)生きているんだろうかと、よく考えていた。

どうせお前は死ねやしない。自殺なんてできない。死ぬなら早く死んでくれと自分を呪った。そんな自分が嫌いで嫌いで仕方なかった。

syrup16gのアルバム「COPY」に収録されている「(I can’t)Change the world」の歌詞にある「死ねない事に気付いて 当たり前に黄昏て」を初めて聴いたときに、そんな自分の思いを重ねては、救われたような、救われないような気持ちになった。

きっとみんな死にたくても死ねないんでしょ、つらくても生きてるんでしょ。

正直どっちだったとしても救いがないなという風に感じている。どうしようもなく救いがなくて、ただそれを言葉にしてしまったらアウト、みたいな感じでみんな生きてるんだろう。

みんながどういう思いで生きているのか知らないけど。

どういう思いで周りの人が生きていようと、少なくとも自分だけは、この苦しみに優しくないといけないと思っている。周りの人の本当に小さな言動で勝手に傷ついてる自分も、周りの人をたくさん傷つけたんだろうと思うとあまりにもつらい。苦しい。

これまでがダメだったなら、これからどうにかするしかない。

誰もが抱えている苦しみを誰よりも想える人間になりたい。


  1. 文部科学省 令和元年6月6日 児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)18歳以下の日別自殺者数(PDF)